発達障害向け：仮面の下に潜む悪魔を避け、良友とだけ関係を築く方法

発達障害傾向のある大人が有害な友人関係（友達のふりをした敵）に陥りやすいのには理由があります。

ここでは、発達障害ゆえの特性や傾向から、私たちが厄介な人間（モラハラ人間を含む）を受け入れてしまう理由、「友達のふりをした敵」の危険信号の見分け方、そしてより健全な人間関係を築く方法を学びましょう。

なぜ私は厄介な人を引き寄せるのでしょうか？

あなたの感覚は正しいのです。

発達障害傾向のある人には、いくつかの理由で「友達のふりをした敵」につきまとわれる傾向があります。

自信のなさ： 発達障害が社会性やコミュニケーション能力に与える影響から、友人関係でネガティブな経験をすることがあります。返事を忘れたり人の話を遮ったり、友達の誕生日を忘れたり遅刻したりするから、自分は友達を作るのが下手だ、自分には無理だとネガティブになってしまうのです。
「どうせ自分なんて」思考が頭と心にまとわりつき、自分を大切にしてくれない人とでも妥協してしまうのです。
拒絶への過剰な反応： 友情に関する過去の辛い経験は、拒絶への恐れを大きくします。自信のなさから、私たちは無意識に人を喜ばせようとすることしか頭になくなります。これに目を付けられた場合、常に自分の要求ばかりする「友達のふりをした敵」を引き寄せるリスクがあるのです。
仮面をかぶることに慣れてしまっている： 発達障害特性を隠し、それを補おうと常に努力しています。そうしないと拒絶されると信じているからです。しかし、友人の前で素の自分を見せられないと感じることは、「友達のふりをした敵」を引き寄せるサインなのです。
自分の感覚を疑う： 拒絶への過剰な恐れや感情コントロールの問題から、友人の厄介な行動に対する自分の考えが正しいのか疑ってしまうのです。
結局のところ、私たちは自分が間違っていると思い込み、自分を騙してしまうのです。
他人との距離感が苦手： 信頼関係を築くのに時間がかかることを理解していないことがあります。友情に飛びつきたいばかりに、人との距離感を測れないのです。
「友達のふりをした敵」の初めての侮辱を許し、ハラスメントを受けているという危険信号に気づくのが遅すぎるのです。

友達のふりをした敵の10の危険サイン

いつも自分のことばかり。 一方通行な関係は、「友達のふりをした敵」の最も明白なサインです。彼らは、あなたの気持ちなど微塵も気にかけず、あなたが親切に接しても心の底では無視しています。
何かを求めるときだけ連絡してくる。 彼らはいつもあなたに何かを要求しますが、あなたへのお返しには無頓着です。
コミュニケーションが難しい。 彼らとの関係維持は、相手の感情を害さぬよう気を遣い続ける必要があるため、ジェットコースターのように振り回されます。あなたはすっかり疲れ切るでしょう。
笑顔の仮面の下で醜い顔をした何かが笑っている。 「友達のふりをした敵」は、あなたをこっそりでいじめます。お前は無力で出来損ないだ、私は有能でお前とは違う、という意味を含んだ遠回しで分かりづらい攻撃をします。
人間関係をさえぎり、仲間はずれにする。 「友達のふりをした敵」は、あなたを孤立させます。
自分が間違うことはないので、謝る理由が無いと信じ込んでいる。 全ては自分のせいにされるのです。
他人への接し方がどこかおかしい。人間として違和感がする。
一緒にいると、自己嫌悪におちいる。 あなたの嫌な面ばかりを引きずり出されます。
相手の言うとおりにしないと、付き合ってもらえない。 自分を不快にさせるような要求に頷くことを強いられされます。
一緒にいる時も、そうでない時も、精神的にも感情的にも疲れ果てる。 友人とは、私たちの人生を豊かにするものであって、空っぽにするものではないはずです。

厄介な人を避け、健全な友人関係を築くには

あなたには、お互いを思いやり合える豊かで健全な友情を築く資格があります。

友達のふりをした敵をあなたの人生から取り除きながら、これらの方法で自信のなさから抜け出し、あなたをサポートし理解してくれる本物の友人を見つけましょう。

たくさんの人に触れ合う。 新しい人と交流する機会がある状況に身を置きましょう。他の選択肢があることがわかれば、有害な行動を我慢しようとは思わなくなるはずです。
1日3回、つながりを持つ。 一緒にコーヒーを待っている人にさっと「こんにちは」と声をかけてみましょう。あなたが思ってるより友好的に受け入れ、このような小さなつながりが自信につながることに驚くかもしれません。
自分の興味を追求する。 強い興味関心を持つあなたは、興味を共有する人と親密になり、意気投合する可能性が高いのです。
長所を確認してみる。 自分を過小評価しないでください。友情の中で提供できるものは、あなたが思っている以上にたくさんあります。共感力、ユーモア、好奇心、ユニークさ、偏見のなさ、人を元気づける力。
「自分なんて、、」と感じているときは、自分の良いところを思い出してみてください。
友情に何を求めるか？ あなたとあなたの友人は、お互いをどう感じるか？どのように接しているか？人とのつながり、健全な友情について考えてみましょう。
世間話で有害な人を見分ける。 噂というものは良いものではありませんが、人を見極めるには欠かせません。噂は早期の危険信号です。世間話を通して、どれだけ一方的な関係を強いられているか判断することもできます。
相手はあなたに興味を持っていますか？それとも自分のことばかりでしょうか。
ひとから嫌われることは世界の終わりではない。 拒絶への恐れは、友達になろうとしている人の話を誤って遮ってしまったら、その人は二度とあなたと友達になりたくないと思うかもしれません。
しかし、そんなことはめったにありません。
自分は練習中だと思ってください。
失敗を恐れず、失敗から立ち直れると信じましょう。
友情の本質を忘れないこと。 親密さ、絆、楽しさ、誠実さ、共通の価値観は、長続きする健全な友情に欠かせない要素のほんの一部です。
時間をかける。 友情は時間をかけて深まるものです。
あなたを大切にしてくれる人以外を受け入れる必要はありません。